ナデシコクリチャン（2009年生、母スイートテレーゼ）

ナデシコクリチャン（2009年3月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「なでしこジャパンより＋冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時6歳）と交配したスイートテレーゼが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）畠山牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方13戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の三嶺特別(一般C3-9)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、畠山牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

日吉正和厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

12月11日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は404kg。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

3歳（2012年）

8月12日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた3戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

4歳（2013年）

6月15日、約9か月半の休養明けで迎えた4戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、アサノエスペランサに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月22日、連闘で迎えた5戦目は、二木順退職記念特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスノースクートに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月21日、中3週で迎えた6戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、一般C3-7（高知ダート800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた7戦目は、一般C3ニ（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

8月24日、中2週で迎えた8戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

9月15日、連闘で迎えた10戦目は、もてもてラジ袋特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた11戦目は、三嶺特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は別府真衣騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のレゾナンスをハナ差振り切って2勝目を奪取した。

10月20日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい8着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた13戦目は、頑張れ!高知競馬特別（高知ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は別府真衣騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、アイボリーベージュに3/4馬身交わされて2着となった。

11月23日、中2週で迎えた14戦目は、山頭信義騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

12月25日、中4週で迎えた15戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

5歳（2014年）

2月2日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は山頭信義騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。