サハリンホーク（1995年生、母ミュージックレター）

サハリンホーク（1995年5月19日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のボールドノースマン（当時11歳）と交配したミュージックレターが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は泊寿幸。戦績は、中央平地13戦1勝、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は1997年の3歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

笹倉武久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1997年）

12月6日、デビュー戦は宗像徹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、苛烈なペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く末脚を持続させてあっさりと抜け出し、最後は2着のロイヤルギフトに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1998年）

1月11日、中4週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

2月1日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた4戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

8月12日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、ドウベー特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

9月27日、中4週で迎えた9戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

10月24日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は宗像徹騎手（1戦1勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた12戦目は、田村宏之騎手を鞍上に迎えて、’98フレンドリーサドル特別（5）（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

4歳（1999年）

5月9日、約5か月半の休養明けで迎えた13戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は坂井千明騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた14戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の六日町特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は宗像徹騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

6月29日、連闘で迎えた16戦目は、ジューンスター賞（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。