ペイシャシオン（2018年生、母アペラシオン）

ペイシャシオン（2018年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+母名より」。毛色は栗毛。種牡馬のストロングリターン（当時12歳）と交配したアペラシオンが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は本桐牧場。2022年の名港盃オープン(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、本桐牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、西森鶴によって648万円で落札された。

本間忍厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

10月9日、デビュー戦は川又賢治騎手を鞍上に据えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた2戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

12月20日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C25（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2022年）

1月1日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた4戦目は、アンタイトル1周年おめでとう（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったアモーレグリーンに詰め切れず、約11馬身差の2着に敗北した。

1月17日、中1週で迎えた5戦目は、一般C27（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシングンジェットに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月2日、中1週で迎えた6戦目は、矢田川特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

3月9日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラグナキリアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

3月14日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、智稀誕生記念（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（5戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマジュンヒルズに9馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月13日、中3週で迎えた9戦目は、一般C5（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大畑雅章騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトビーズレガシーに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月25日、中1週で迎えた10戦目は、犬山城特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で大畑雅章騎手（7戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったファステストシチーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月20日、中3週で迎えた11戦目は、一般B9（名古屋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で大畑雅章騎手（8戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のプリンセスダズリンをクビ差振り切って勝利をモノにする

6月7日、中2週で迎えた12戦目は、アンドロメダ座特別（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で大畑雅章騎手（9戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったファステストシチーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月22日、中1週で迎えた13戦目は、一般B4（名古屋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で大畑雅章騎手（10戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のエイメイカカンに2馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

7月18日、中3週で迎えた14戦目は、地方重賞の名港盃オープン（名古屋ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で大畑雅章騎手（11戦6勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のアンタンスルフレを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

10月27日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、サフラン特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で大畑雅章騎手（12戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた16戦目は、霜月昇竜戦（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で大畑雅章騎手（13戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた17戦目は、ビオラ特別（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で大畑雅章騎手（14戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

12月22日、中3週で迎えた18戦目は、シンビジウム特別（名古屋ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で大畑雅章騎手（15戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

12月31日、連闘で迎えた19戦目は、地方重賞の東海ゴールドカップ（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で大畑雅章騎手（16戦7勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

5歳（2023年）

10月20日、約10か月の休養明けで迎えた20戦目は、トゥインクルファンファーレ賞（名古屋ダート1500m 小雨/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で大畑雅章騎手（17戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のニッチモサッチモをクビ差振り切って休養明けの一戦を物にした。

10月31日、中1週で迎えた21戦目は、オリオン座特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で大畑雅章騎手（18戦8勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた22戦目は、芋の露賞（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で大畑雅章騎手（19戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた23戦目は、一般B4（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で大畑雅章騎手（20戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオンワードセルフに1馬身半の差をつけて9勝目をマークした。

6歳（2024年）

1月2日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、新春盃（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で大畑雅章騎手（21戦9勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。