モガミロータリー（1986年生、母ワイドクイン）

モガミロータリー（1986年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブライトフイニツシユ（当時13歳）と交配したワイドクインが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は福島県、生産者は松本泰。戦績は、中央平地11戦1勝2着2回、中央障害2戦0勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1989年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

本郷重彦厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

2月4日、デビュー戦は菅原泰夫騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

2月18日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原泰夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4月15日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原泰夫騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったハセノエンゼルに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月30日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原泰夫騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原泰夫騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は7戦連続で菅原泰夫騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

6月24日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で菅原泰夫騎手（7戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったテイエムハピネスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月15日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で菅原泰夫騎手（8戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネルシュテルンを上がり2位タイの末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

9月9日、中7週で迎えた10戦目は、原昌久騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は菅原泰夫騎手（9戦1勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

4歳（1990年）

6月16日、約8か月半の休み明けで迎えた12戦目は、牧之瀬幸夫騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

5歳（1991年）

1月6日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で牧之瀬幸夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。11着に敗れた。

8月24日、約7か月半の休み明けで迎えた14戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、コマクサ特別（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。