ヴィクトリアモア（1988年生、母マミーブルー）

ヴィクトリアモア（1988年5月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のデイカードレム（当時9歳）と交配したマミーブルーが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）三石ファーム。戦績は、中央平地14戦1勝2着1回、地方34戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

嶋田潤厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

10月7日、デビュー戦は小迫次男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小迫次男騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

12月9日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、原昌久騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

12月22日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原昌久騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では末脚に勢いがなく18着に敗れた。

3歳（1991年）

1月12日、中2週で迎えた6戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

1月19日、連闘で迎えた7戦目は、玉ノ井健志騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

7月20日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた8戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、最後はザオーヒカルと並んで3着同着となった。

8月3日、中1週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた9戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は小迫次男騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で大外18番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では最後まで息が続かず17着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小迫次男騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、勝ったタヤスジェンヌにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

9月8日、中2週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小迫次男騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るキタノフウカを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月22日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の里見特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小迫次男騎手（5戦1勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた13戦目は、沢昭典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で沢昭典騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

12月19日、中8週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のサザンカ特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4歳（1992年）

1月8日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2五（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で堀千亜樹騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のミヤマアトムに1馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

2月27日、中6週で迎えた17戦目は、一般C1七八（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀千亜樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1七八（大井ダート1500m 内回り雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で堀千亜樹騎手（3戦1勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1七八（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で堀千亜樹騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1八九（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で堀千亜樹騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1七八（大井ダート1500m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で堀千亜樹騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で堀千亜樹騎手（7戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったミツワホークから1馬身半差の2着となった。

6月17日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1五六（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で堀千亜樹騎手（8戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。

7月3日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1六（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で堀千亜樹騎手（9戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた25戦目は、しし座特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で堀千亜樹騎手（10戦1勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた26戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、おおぐま座特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のキヨマグニに1馬身半の差をつけて3勝目をマークした。

8月23日、中1週で迎えた27戦目は、わし座特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月29日、中4週で迎えた28戦目は、アルデバラン賞（大井ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は堀千亜樹騎手（11戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5歳（1993年）

2月17日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた29戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、寒梅特別（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた30戦目は、一般B3三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた31戦目は、一般B3三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた32戦目は、山本学騎手を鞍上に迎えて、一般B3三（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月17日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、一般B3三（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた34戦目は、一般B3四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた35戦目は、天の川特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月17日、連闘で迎えた36戦目は、一般B3四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤隆騎手（6戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月13日、中3週で迎えた37戦目は、城ヶ島特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤隆騎手（7戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月19日、連闘で迎えた38戦目は、おうし座特別（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤隆騎手（8戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた39戦目は、めのう特別（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤隆騎手（9戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月8日、中4週で迎えた40戦目は、一般B3三（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤隆騎手（10戦0勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月12日、連闘で迎えた41戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤隆騎手（11戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた42戦目は、一般B3三（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で佐藤隆騎手（12戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた43戦目は、オパール特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で佐藤隆騎手（13戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月21日、連闘で迎えた44戦目は、佐藤正人騎手を鞍上に迎えて、オパール特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた45戦目は、一般B3五（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（14戦0勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた46戦目は、一般B3二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤正人騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。9着に終わった。

6歳（1994年）

5月11日、約5か月半の休養明けで迎えた47戦目は、宮﨑謙一騎手を鞍上に迎えて、皐月特別（上山ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた48戦目は、一般A3（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮﨑謙一騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。