エムテイコウテン（2002年生、母エムテウイニング）

エムテイコウテン（2002年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋好天、好転」。毛色は栗毛。種牡馬のライブリーワン（当時17歳）と交配したエムテウイニングが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日西牧場。戦績は、中央平地22戦1勝2着1回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は2004年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

7月31日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

10月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

11月27日、中4週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。17頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた4戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のダイヤモンドプラドに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2005年）

2月5日、中7週で迎えた5戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

3月12日、中4週で迎えた6戦目は、3歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月18日、約9か月半の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず11着に終わった。

4歳（2006年）

1月21日、中4週で迎えた8戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き14着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

7月23日、約5か月半の休養明けで迎えた10戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の寺泊特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

9月9日、中6週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の鳥取特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（3戦1勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（4戦1勝）。18頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

10月28日、中3週で迎えた13戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の秋元湖特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（2007年）

1月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

2月17日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

3月24日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の熱田特別（中京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

12月22日、約9か月の休み明けで迎えた17戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 雨）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。8着に終わった。

6歳（2008年）

1月26日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

7月27日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、3歳以上500万下の有明特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の九重特別（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい8着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた21戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の別府特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、逃げるマッキーバクシンを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

9月6日、連闘で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入り込んだ。

11月1日、中7週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。