メイショウニース（2005年生、母ニーストウショウ）

メイショウニース（2005年3月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋フランスの都市名」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウドトウ（当時9歳）と交配したニーストウショウが21歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）金成吉田牧場。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、中央障害2戦0勝、地方14戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の水瀬伊織様14歳のお誕生日記念(一般B4)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、金成吉田牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、松本好雄によって315万円で落札された。

西浦勝一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

11月17日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

3歳（2008年）

4月19日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた4戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月25日、中2週で迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、5着に終わった。

6月28日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では出色の末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、伸びてきたウォーターリメイン決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

8月3日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

8月24日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

11月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。13着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた11戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

4歳（2009年）

1月14日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、睦月特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた13戦目は、清家義徳騎手を鞍上に迎えて、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のディアカルテットに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月3日、連闘で迎えた14戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で清家義徳騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったロードグリンに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

2月16日、中1週で迎えた15戦目は、吉川政明四十路記念（ジイ4）（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で清家義徳騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた16戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で清家義徳騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月25日、連闘で迎えた17戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で清家義徳騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた18戦目は、キッシー華ちゃん結婚おめでとう（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で清家義徳騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月22日、連闘で迎えた19戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で清家義徳騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた20戦目は、水瀬伊織様14歳のお誕生日記念（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で清家義徳騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のバブルケットに1馬身の差をつけて制した。

5月19日、中1週で迎えた21戦目は、うしかい座特別（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で清家義徳騎手（8戦2勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた22戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で清家義徳騎手（9戦2勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた23戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で清家義徳騎手（10戦2勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月1日、中1週で迎えた24戦目は、小山信行騎手を鞍上に迎えて、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

8月10日、中5週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた25戦目は、一般B2（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は清家義徳騎手（11戦2勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。