トーセンビュー（1999年生、母マイサクセション）

トーセンビュー（1999年1月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋眺め」。毛色は栗毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時13歳）と交配したマイサクセションが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）笠松牧場。戦績は、中央平地20戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2002年の3歳以上1000万下(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、新進コーポレーションから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

1月26日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったマインドトリックに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

2月17日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のゼンノベネチアをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

3月16日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のフリージア賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

5月19日、中8週で馬体重を前走から24kg戻して迎えた4戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

6月9日、中2週で迎えた5戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月6日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったツルギセンタンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月11日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアヤトリに3馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

9月7日、中3週で迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紫苑ステークス（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

10月26日、中6週で迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のいわき特別（福島芝1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のニシノプロミネンスをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

12月1日、中1週で迎えた11戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝1800m 小雨/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

4歳（2003年）

1月5日、中4週で迎えた12戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

4月6日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の湾岸ステークス（中山芝2500m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

4月27日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた14戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の丹沢ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月22日、中7週で迎えた15戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の五稜郭特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

7月5日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の三春駒特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

8月2日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のかもめ島特別（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

9月7日、中4週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた18戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のHBC賞（札幌芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

5歳（2004年）

1月31日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から32kg戻して迎えた19戦目は、A.スボリッチ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて11着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でA.スボリッチ騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。