サトノフラクタル（2011年生、母It Must Be Magic）

サトノフラクタル（2011年2月12日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋幾何学模様の様に見ていると引き込まれる美と強さ」。毛色は青鹿毛。種牡馬のGalileo（当時13歳）と交配したIt Must Be Magicが6歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地5戦1勝。主な勝ち鞍は2014年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

3月2日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のメイショウヤエに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月19日、中6週で迎えた2戦目は、3歳500万下のはなみずき賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

6月28日、中9週で迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に敗れた。

11月16日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

4歳（2015年）

2月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた5戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の唐戸特別（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。