クラリン（2007年生、母バトルサンサシオン）

クラリン（2007年3月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「フランスの地名」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時12歳）と交配したバトルサンサシオンが10歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は帰山清貴。戦績は、中央平地12戦1勝。主な勝ち鞍は2009年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

2歳のとき、坂東牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

7月18日、デビュー戦は青木芳之騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は426kg。18頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

8月9日、中2週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で青木芳之騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

10月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のトーセンガラシャをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

11月22日、中3週で迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

3歳（2010年）

1月11日、中6週で迎えた5戦目は、A.クラストゥス騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフェアリーステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず16着に終わった。

4月18日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦1勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は青木芳之騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。12着に終わった。

6月5日、中4週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青木芳之騎手（3戦0勝）。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では全く伸びず18着に終わった。

11月21日、約5か月半の休養明けで迎えた9戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい16着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は古川吉洋騎手（2戦1勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた11戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

4歳（2011年）

2月6日、中6週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（3戦1勝）。18頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。