ワセダウォリアー（2017年生、母スリールドランジュ）

ワセダウォリアー（2017年2月11日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「早稲田+父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時12歳）と交配したスリールドランジュが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2019年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、マフィンによって3,240万円で落札された。

金成貴史厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

6月29日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 小雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

10月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

12月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニーズヘッグに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2020年）

1月12日、中1週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラスの黒竹賞（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に敗れた。

3月20日、中9週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では伸びを欠き16着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

5月3日、中3週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

7月5日、中8週で迎えた9戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/重）に出走。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラスのいわき特別（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月2日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラスの出雲崎特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を2馬身以上キープして、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

4歳（2021年）

1月11日、約5か月半の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って16着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた13戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの脊振山特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず16着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

4月3日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

2021年4月7日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

5月19日、中6週で迎えた16戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、神楽坂賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

6月29日、中5週で迎えた17戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、PLAY TCK ROOM賞（大井ダート1400m 雨/重）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい15着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた18戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、花氷特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

9月23日、中9週で迎えた19戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、リンドウ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

5歳（2022年）

1月2日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた20戦目は、大山龍太郎騎手を鞍上に迎えて、そのだは面白い!第12回青芝フック杯（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

1月20日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上A2 B1（姫路ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大山龍太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた22戦目は、フリージア賞（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山龍太郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた23戦目は、アネモネ賞（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大山龍太郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた24戦目は、ミモザ賞（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大山龍太郎騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた25戦目は、長尾翼玖騎手を鞍上に迎えて、忘れな草賞（園田ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた26戦目は、水仙賞（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は大山龍太郎騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。