シルクバッカス（2002年生、母ヴァイスオンアイス）

シルクバッカス（2002年5月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ローマ神話の酒の神」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時17歳）と交配したヴァイスオンアイスが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地24戦1勝2着1回、地方20戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額3,200万円（6.4万×500口）で一口馬主が募集された。

河野通文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

5月14日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は488kg。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

6月4日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

7月16日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出し、3着に入った。

9月4日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（4戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のグランドフォースをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

10月2日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中勝春騎手（5戦1勝）。17頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったアイアムザチャンプに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月30日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中勝春騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

12月4日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で田中勝春騎手（7戦1勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。

4歳（2006年）

5月14日、約5か月半の休養明けで迎えた9戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2200m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

6月4日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（8戦1勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

5歳（2007年）

2月18日、約8か月半の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（9戦1勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

3月17日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（10戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

4月22日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（11戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

5月20日、中3週で迎えた14戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2400m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、最後はイブキレボルシオンと並んで5着同着となった。

6月3日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（12戦1勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

7月8日、中4週で迎えた16戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、5着に終わった。

6歳（2008年）

2月10日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた17戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

3月2日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の美濃特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は江田勇亮騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

3月30日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた19戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。17頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

4月20日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

7月26日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入った。

8月23日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、6着に終わった。

12月14日、約4か月の休養明けで迎えた23戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

7歳（2009年）

1月18日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2500m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

6月8日、約4か月半の休養明けで迎えた25戦目は、江川伸幸騎手を鞍上に迎えて、みつば特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

6月14日、連闘で迎えた26戦目は、馬産地JA門別特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

7月26日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた27戦目は、安部竜司騎手を鞍上に迎えて、キャッツアイ特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた28戦目は、川添明弘騎手を鞍上に迎えて、キャッツアイ特別（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた29戦目は、くじゃくそう特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川添明弘騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

9月6日、連闘で迎えた30戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川添明弘騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた31戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川添明弘騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた32戦目は、秋桜特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川添明弘騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた33戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で川添明弘騎手（5戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず11着に終わった。

11月15日、中3週で迎えた34戦目は、オトギリソウ特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で川添明弘騎手（6戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず11着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた35戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、一般B1二（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた36戦目は、柊特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

8歳（2010年）

1月2日、中2週で迎えた37戦目は、馬産地日高協賛杯（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田知弘久騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

4月11日、約3か月半の休養明けで迎えた38戦目は、一般B4三（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田知弘久騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

4月25日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた39戦目は、鬼束亮騎手を鞍上に迎えて、片野の鴨池特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた40戦目は、一般C1二（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は田知弘久騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサンレイシャーマンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5月25日、中1週で迎えた41戦目は、一般B4三（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は鬼束亮騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた42戦目は、一般C1三（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は田知弘久騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた43戦目は、傾奇武者特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

9月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた44戦目は、一般C2二（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田知弘久騎手（7戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。