キシュウスピリット（2002年生、母ランドローリエ）

キシュウスピリット（2002年3月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋精神」。毛色は青鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時8歳）と交配したランドローリエが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日西牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方5戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年のTJーGIFU創刊30周年記念(一般C5)。

経歴

デビュー前

吉岡八郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

2月27日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

3月27日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。17頭立ての5番人気で大外17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい17着に敗れた。

4月23日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

7月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（3戦0勝）。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、3着に入った。

7月31日、中1週で迎えた5戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（4戦0勝）。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず12着に敗れた。

9月24日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

10月28日、中4週で迎えた8戦目は、坂口重政騎手を鞍上に迎えて、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマツリダミスヒートに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月11日、中1週で迎えた9戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、CJシリーズ第13戦（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマルヨソブリンを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

11月25日、中1週で迎えた10戦目は、TJーGIFU創刊30周年記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂口重政騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユーモアホースに4馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

12月16日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、北アルプス特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂口重政騎手（2戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

4歳（2006年）

4月16日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい16着に敗れた。

5月21日、中4週で迎えた13戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく17着に終わった。

11月15日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、夙川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

12月2日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた15戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。