ワールドボギー（1991年生、母インターライラック）

ワールドボギー（1991年6月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のマジツクミラー（当時9歳）と交配したインターライラックが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は尾野一義。戦績は、中央平地13戦3勝2着2回、地方18戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1995年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

荒木静雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

5月14日、デビュー戦は中野栄治騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中野栄治騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のクリーングリーンに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

7月3日、中3週で迎えた3戦目は、4歳500万下（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中野栄治騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

9月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1200m 外回り曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

10月15日、中3週で迎えた5戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、アリススプリングスに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月13日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ダイゴウマイオールに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

4歳（1995年）

1月8日、中4週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のルーセントカップに3馬身の差をつけて2勝目をマークした。

2月4日、中3週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

2月26日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鎌ケ谷特別（中山ダート1800m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で江田照男騎手（5戦1勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（中山芝1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で江田照男騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

4月16日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下の’95中山ヤングジョッキーズステークス（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で江田照男騎手（7戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

7月23日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は小林久晃騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のシークレットローズをハナ差振り切って3勝目をマークした。

10月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた14戦目は、久保勇騎手を鞍上に迎えて、オパール特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた15戦目は、久保秀男騎手を鞍上に迎えて、スターサファイア賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた16戦目は、トパーズ特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保秀男騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったトップキングからアタマ差の2着に甘んじた。

12月12日、中3週で迎えた17戦目は、一般B2三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保秀男騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のタカミスタイルに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月29日、中1週で迎えた18戦目は、師走特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で久保秀男騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5歳（1996年）

1月24日、中3週で迎えた19戦目は、迎春特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で久保秀男騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月11日、中2週で迎えた20戦目は、白富士特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で久保秀男騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のワールドムサシに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月27日、中1週で迎えた21戦目は、如月特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で久保秀男騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイエーランドビーから半馬身差の2着となった。

3月18日、中2週で迎えた22戦目は、紅椿盃（川崎ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で久保秀男騎手（7戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月23日、中4週で迎えた23戦目は、朧月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で久保秀男騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月20日、約7か月の休養明けで迎えた24戦目は、尾形秋徳騎手を鞍上に迎えて、フレンドリーサドル特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月30日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、ディセンバー特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾形秋徳騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6歳（1997年）

1月23日、中2週で迎えた26戦目は、秋田実騎手を鞍上に迎えて、フレンドリースパー特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。11着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた27戦目は、アメジスト特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋田実騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、田辺弘騎手を鞍上に迎えて、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月9日、中5週で迎えた29戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、木曽川特別（笠松ダート1800m 雨/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた30戦目は、白ばら特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7歳（1998年）

2月8日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に終わった。