ペルル（2000年生、母ロビースレインボウ）

ペルル（2000年4月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「真珠（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時10歳）と交配したロビースレインボウが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はヤマオカ牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2002年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

島崎宏厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

9月8日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。17頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエリモルミナスにアタマ差届かず2着に甘んじた。

9月21日、中1週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のアタックチャンスを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

10月13日、中2週で迎えた3戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた4戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた5戦目は、2歳500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったヒューマに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

12月14日、中2週で迎えた6戦目は、2歳オープンのさざんかステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

3歳（2003年）

1月26日、中5週で迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の若菜賞（京都ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

3月2日、中4週で迎えた8戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

9月6日、約6か月半の休み明けで迎えた9戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた10戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

11月1日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。17頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

5歳（2005年）

3月6日、約16か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた13戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた14戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。