スズカクローカス（2016年生、母サワヤカラスカル）

スズカクローカス（2016年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+花の名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスズカフェニックス（当時14歳）と交配したサワヤカラスカルが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は新井牧場。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

西橋豊治厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

3月10日、デビュー戦は和田翼騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4月6日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

5月31日、中7週で迎えた3戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のビーフォルトゥナに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月11日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー3（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（3戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエスワイロビンに8馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月21日、中5週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸山真一騎手（4戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のエスワイロビンを半馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

11月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい18着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた9戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4歳（2020年）

3月15日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた11戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

8月16日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラスの筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は和田翼騎手（2戦0勝）。17頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

9月13日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

10月10日、中3週で迎えた14戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの朝日岳特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

11月7日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラスの飯坂温泉特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は亀田温心騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

12月5日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は森裕太朗騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

12月19日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森裕太朗騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

5歳（2021年）

1月16日、中3週で迎えた18戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

2月13日、中3週で迎えた19戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のハクサンライラックをクビ差振り切って久々に勝利を挙げた。

3月14日、中3週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた20戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

4月4日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

5月15日、中5週で迎えた22戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの日吉特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた23戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの小金井特別（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

7月17日、中5週で迎えた24戦目は、3歳以上2勝クラスの岩国特別（小倉ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

7月24日、連闘で迎えた25戦目は、3歳以上2勝クラスの豊栄特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（3戦0勝）。17頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず16着に終わった。

10月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は長岡禎仁騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

12月4日、中6週で迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上2勝クラスの春待月賞（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で長岡禎仁騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

6歳（2022年）

1月5日、連闘で迎えた29戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長岡禎仁騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

2月27日、中7週で迎えた30戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で長岡禎仁騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

3月13日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で長岡禎仁騎手（6戦0勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、5着に終わった。

4月30日、中6週で迎えた32戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で長岡禎仁騎手（7戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、伸びてきたメイショウマンサク決め手に屈して半馬身差の2着となった。

5月21日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で長岡禎仁騎手（8戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

10月10日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた34戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は中井裕二騎手（4戦0勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

12月4日、中7週で迎えた35戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は長岡禎仁騎手（9戦0勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

2022年12月7日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。