メリーウェザー（2010年生、母パシフィックベル）

メリーウェザー（2010年3月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「妖精名」。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロベイリー（当時12歳）と交配したパシフィックベルが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者は（有）メジロ牧場。戦績は、中央平地5戦0勝2着3回、地方11戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の立会川駅前通り繁栄会りょうくん特別(一般B3四)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、レイクヴィラファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ノーザンファームによって756万円で落札された。6歳のとき、レイクヴィラファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、シンボリ牧場によって270万円で落札された。

栗田徹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

1月13日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したアラマサウインにクビ差届かず2着に甘んじた。

2月2日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて10着に敗れた。

6月23日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、伸びてきたスピーディユウマ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

9月1日、中9週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる形となり、凄まじいハイペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ノボサイボーグに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

11月5日、中5週で迎えた6戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、飛鳥さくら賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

4歳（2014年）

3月11日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、春水特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、伸びてきたタケノスウォード決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

6月22日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、ヘルクレス座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不撓の闘魂で渋太く粘り続けて、最後は2着のアトラスバローズをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。

7月8日、中1週で迎えた9戦目は、わし座特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、伸びてきたマリーアルーア決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

8月1日、中2週で迎えた10戦目は、立会川駅前通り繁栄会りょうくん特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のディチュウに2馬身の差をつけて制した。

8月27日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい11着に敗れた。

10月1日、中4週で迎えた12戦目は、JBC盛岡開催記念（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（5戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

10月24日、中2週で迎えた13戦目は、スマイルシティ品川特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（6戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

12月26日、中8週で迎えた14戦目は、ラピスラズリ賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（7戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

5歳（2015年）

4月7日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、オメガ賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた16戦目は、デネボラ賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。