ワンダーフェンリル（2018年生、母ワンダーフウラン）

ワンダーフェンリル（2018年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+北欧神話に登場する狼」。毛色は鹿毛。種牡馬のマクフィ（当時11歳）と交配したワンダーフウランが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は藤春修二。主な勝ち鞍は2022年の涼月特別(一般C3一)。

経歴

デビュー前

高柳大輔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

8月8日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は506kg。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

8月30日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月5日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

4歳（2022年）

1月18日、約13か月半の休み明けで迎えた4戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

4月27日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、一般C2六七（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

6月1日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、一般C2五六七（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

7月21日、中6週で迎えた7戦目は、涼月特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本直哉騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のトレヴァーをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

8月8日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2三四（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で橋本直哉騎手（4戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のピノモラーンに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

9月1日、中2週で迎えた9戦目は、一般C1六（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で橋本直哉騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のウインカルナヴァルに2馬身半の差をつけて3勝目を収める

9月22日、中2週で迎えた10戦目は、秋晴特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で橋本直哉騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したオウケンアマゾネスを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

10月18日、中3週で迎えた11戦目は、秋陽特別（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で橋本直哉騎手（7戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

11月24日、中4週で迎えた12戦目は、埼玉県馬事畜産振興協議会長賞（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で橋本直哉騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

12月26日、中4週で迎えた13戦目は、晩冬特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で橋本直哉騎手（9戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

5歳（2023年）

1月11日、中1週で迎えた14戦目は、いちごの町吉見町青年会議所賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で橋本直哉騎手（10戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

2月13日、中4週で迎えた15戦目は、東松山市農林公園賞（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で橋本直哉騎手（11戦3勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

3月20日、中4週で迎えた16戦目は、幸手桜まつり前日賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で橋本直哉騎手（12戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた17戦目は、一般C1四五（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で橋本直哉騎手（13戦3勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた18戦目は、のびのびシティさいたま市賞（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は15戦連続で橋本直哉騎手（14戦3勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月1日、中4週で迎えた19戦目は、「うどんとこいのぼりのまち加須」賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で橋本直哉騎手（15戦3勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の闘争心でゴールまで頑張り、3着に入った。

6月30日、中3週で迎えた20戦目は、雲取山特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で橋本直哉騎手（16戦3勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に敗れた。

7月19日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1七（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で橋本直哉騎手（17戦3勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のダイバオーソをクビ差振り切って4勝目を挙げた。

8月11日、中2週で迎えた22戦目は、甲武信ヶ岳特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で橋本直哉騎手（18戦4勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず最後はチェスナットドレスと並んで10着同着となった。

8月28日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で橋本直哉騎手（19戦4勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた24戦目は、朝露特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で橋本直哉騎手（20戦4勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた25戦目は、城下町岩槻鷹狩り行列賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は22戦連続で橋本直哉騎手（21戦4勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

11月22日、中4週で迎えた26戦目は、群馬県畜産協会長賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は23戦連続で橋本直哉騎手（22戦4勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

12月25日、中4週で迎えた27戦目は、晩冬特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は24戦連続で橋本直哉騎手（23戦4勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

6歳（2024年）

2月19日、中7週で迎えた28戦目は、一般C2二（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は25戦連続で橋本直哉騎手（24戦4勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

3月25日、中4週で迎えた29戦目は、一般C2二（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は26戦連続で橋本直哉騎手（25戦4勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。