カネトシラトゥ（2014年生、母カネトシレジアス）

カネトシラトゥ（2014年4月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋王妃（インドネシア語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時17歳）と交配したカネトシレジアスが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は武田寛治。主な勝ち鞍は2017年の3歳。

経歴

デビュー前

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

2月25日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

3月18日、中2週で迎えた2戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず最後はテーオーグラジアと並んで12着同着となった。

5月28日、中9週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

8月3日、中9週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた4戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のシチテンハッキに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月21日、中2週で迎えた5戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

10月13日、中4週で迎えた7戦目は、山口幸一定年退職記念（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、ヤマニンゼーレに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月8日、中3週で迎えた8戦目は、一般C2五六（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

4歳（2018年）

4月4日、約5か月の休養明けで迎えた9戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七八（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

5月3日、中3週で迎えた10戦目は、吉井章騎手を鞍上に迎えて、ジオファーム八幡平人馬はメビウスの輪（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい6着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井章騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

6月15日、中3週で迎えた12戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、沖縄3姉妹が祝う浜ちゃんBULL祭り（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定戦のあさがお賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に敗れた。