ボブキャット（2010年生、母カーラパワー）

ボブキャット（2010年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「野生の猫、オオヤマネコの一種」。毛色は鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時9歳）と交配したカーラパワーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地24戦2勝2着2回、中央障害7戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

8月26日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたレッドジャイヴ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

9月17日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のアンカジャポニカを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

10月27日、中5週で迎えた3戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のきんもくせい特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

3歳（2013年）

4月7日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

5月19日、中5週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

4歳（2014年）

3月16日、約10か月の休み明けで迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

4月12日、中3週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飯盛山特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では伸びを欠き16着に敗れた。

5月18日、中4週で迎えた8戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、3着を確保した。

8月17日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/重）に出走。17頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

9月13日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

10月25日、中5週で迎えた11戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のレッドルシアンを半馬身振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

11月15日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の飯坂温泉特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

12月21日、中4週で迎えた13戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

5歳（2015年）

1月18日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の知立特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（2戦1勝）。17頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたアルマディヴァン決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

2月7日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

3月21日、中5週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の隅田川特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

5月9日、中3週で迎えた18戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の高尾特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

7月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月30日、中4週で迎えた20戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2015ワールドオールスタージョッキーズ第3戦（札幌芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

10月4日、中4週で迎えた21戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた22戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の神奈川新聞杯（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて12着に敗れた。

6歳（2016年）

1月24日、約3か月半の休み明けで迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の知立特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（3戦0勝）。17頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

4月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

9月4日、約5か月の休み明けで迎えた25戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。12着に敗れた。

12月10日、約3か月の休養明けで迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。

7歳（2017年）

3月12日、約3か月の休養明けで迎えた27戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。5着を確保した。

4月9日、中3週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6月10日、中8週で迎えた29戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で草野太郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。最後は、勝ったサマーラヴから5馬身差の2着となった。

7月9日、中3週で迎えた30戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で草野太郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月26日、中6週で迎えた31戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で草野太郎騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のサムライフォンテンに2馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。