オーパスメーカー（2016年生、母オーパスクイーン）

オーパスメーカー（2016年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名の一部+父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時16歳）と交配したオーパスクイーンが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヤナガワ牧場。主な勝ち鞍は2019年の3歳以上2勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

羽月友彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

2月9日、デビュー戦は藤懸貴志騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

3月2日、中2週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のワインレッドローズに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月6日、中4週で迎えた3戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦1勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、勝ったアッシェンプッテルにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

9月14日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のヤンチャヒメに3馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

10月27日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦1勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るデュアラブルを交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて3勝目を奪取した。

4歳（2020年）

2月22日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの甲南ステークス（阪神ダート2000m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は太宰啓介騎手（4戦2勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず7着に終わった。

8月23日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの薩摩ステークス（小倉ダート1700m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（5戦2勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。

2021年5月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。