マリノシュライエン（2020年生、母クラウンシトラス）

マリノシュライエン（2020年2月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+叫び、雄たけび(独)」。毛色は芦毛。種牡馬のレッドファルクス（当時9歳）と交配したクラウンシトラスが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はクラウン日高牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳C2一。

経歴

デビュー前

小野次郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

3月12日、デビュー戦は小林勝太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は422kg。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林勝太騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

2023年4月14日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

5月8日、中3週で迎えた3戦目は、佐々木志音騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（盛岡ダート1200m 小雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、タマモコンペイトウに交わされて3馬身差の2着となった。

5月22日、中1週で迎えた4戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、3歳C2一（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のカリーナアンジェロに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月6日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（水沢ダート850m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したニックジャガーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

6月27日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦のはまなす賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着を確保した。

7月10日、中1週で迎えた7戦目は、3歳B2（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月24日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、宮内勇樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮内勇樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた10戦目は、木澤奨騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた11戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた12戦目は、若杉朝飛騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は松井伸也騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（2024年）

4月25日、約5か月半の休養明けで迎えた14戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のミスナンナに1馬身半の差をつけて休み明け初戦をモノにした。