カネツホクリュウ（1988年生、母ポートスタンレー）

カネツホクリュウ（1988年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のコーホクリユウ（当時11歳）と交配したポートスタンレーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は福重フミ子。戦績は、中央平地4戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1990年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

黒坂洋基厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

8月12日、デビュー戦は武藤善則騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮戦したが、アイランドシスターに半馬身交わされて2着となった。

8月25日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に終わった。

9月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で武藤善則騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

9月30日、中2週で迎えた4戦目は、吉沢宗一騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のホッカイビーナスをハナ差振り切って初勝利を挙げた。