ガクエンツービート（1985年生、母ウエスパーリンドー）

ガクエンツービート（1985年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のハードツービート（当時16歳）と交配したウエスパーリンドーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ヤナガワ牧場。戦績は、中央平地8戦2勝2着3回。1988年の菊花賞(G1)で2着に入った他、1988年の青葉賞(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

沢峰次厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

8月16日、デビュー戦は坂井千明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったカミノヤシマに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

9月6日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るジャックドラゴンを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1988年）

3月13日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、4歳400万下の桜草特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（2戦1勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4月2日、中2週で迎えた4戦目は、3歳オープンの若葉賞（東京芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井千明騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したクリノテイオーにクビ差届かず2着となった。

4月29日、中3週で迎えた5戦目は、3歳オープンの青葉賞（東京芝2400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で坂井千明騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のインターアニマートをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

5月29日、中3週で迎えた6戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で坂井千明騎手（5戦2勝）。24頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、19番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

10月16日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂井千明騎手（6戦2勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた8戦目は、竹原啓二騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったスーパークリークに詰め切れず、5馬身差の2着となった。