ニシノコイシグレ（2000年生、母ティーブレーク）

ニシノコイシグレ（2000年5月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋恋しぐれ（曲名『浪花恋しぐれ』）」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラローレル（当時9歳）と交配したティーブレークが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方38戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2003年のカストル特別(A1)。

経歴

デビュー前

前田禎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

5月17日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 小雨/重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は458kg。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

7月19日、中8週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。17頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。14着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた3戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

9月2日、中3週で迎えた4戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた5戦目は、3歳B3（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

9月23日、連闘で迎えた6戦目は、3歳B2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたジョウテンガルチ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

10月7日、中1週で迎えた7戦目は、3歳B2（金沢ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るクニノネヴァーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月28日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦のカストル特別（金沢ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で中川雅之騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタフネスフローラを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月9日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で中川雅之騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

11月18日、連闘で迎えた10戦目は、一般C3-6（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中川雅之騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるターフチェリーを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月7日、中2週で迎えた11戦目は、金沢競馬場売店組合大場売店特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で中川雅之騎手（7戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のメイショウスピニチに1馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

12月14日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で中川雅之騎手（8戦3勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

4歳（2004年）

3月21日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で中川雅之騎手（9戦3勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

4月18日、中3週で迎えた14戦目は、一般C1-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で中川雅之騎手（10戦3勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1-4（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で中川雅之騎手（11戦3勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2-2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で中川雅之騎手（12戦3勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のユウワンスイートを半馬身振り切って4勝目を手に入れた。

6月13日、中3週で迎えた17戦目は、きんこん6.27コンサート開催記念特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で中川雅之騎手（13戦4勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた18戦目は、北陸コカ・コーラボトリング（株）（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で中川雅之騎手（14戦4勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた19戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、コーヒーマート賞（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた20戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（15戦4勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた21戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（16戦4勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定戦のローズカップ（金沢ダート900m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（17戦4勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた23戦目は、（株）三崎ストアー賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（18戦4勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

9月27日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1-3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で中川雅之騎手（19戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のミズホモエをアタマ差振り切って5勝目を挙げた。

10月12日、中1週で迎えた25戦目は、柴山潟特別（金沢ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で中川雅之騎手（20戦5勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた26戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、一般B3-3（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた27戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は中川雅之騎手（21戦5勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた28戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、（株）本田工務店特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた29戦目は、一般B3-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（22戦5勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた30戦目は、一般B3-3（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（23戦5勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

5歳（2005年）

1月4日、中1週で迎えた31戦目は、一般B3-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（24戦5勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

4月10日、約3か月の休み明けで迎えた32戦目は、端勝成騎手を鞍上に迎えて、シリウス特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で端勝成騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

5月4日、中0週で迎えた34戦目は、金沢競馬売店組合八田売店杯（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で端勝成騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月29日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた35戦目は、一般C1-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は堀場裕充騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るエイトターボを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って6勝目を挙げた。

6月12日、中1週で迎えた36戦目は、祝!清水恵子誕生日記念（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミズホイナリに半馬身交わされて2着となった。

6月26日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカナハラペガサスに6馬身の差をつけて7勝目を挙げた。

7月10日、中1週で迎えた38戦目は、国際ペットビジネス専門学校杯（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で堀場裕充騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた39戦目は、一般B4-3（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で堀場裕充騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

8月21日、中3週で迎えた40戦目は、牝馬限定戦のラベンダー賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で堀場裕充騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた41戦目は、一般B4-3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で堀場裕充騎手（7戦2勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に終わった。