キングオブチェス（1991年生、母ハナノエルシド）

キングオブチェス（1991年4月20日）は、日本の競走馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のタカラトウザイ（当時14歳）と交配したハナノエルシドが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は島瀬順一。戦績は、中央平地4戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1993年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1993年）

11月7日、デビュー戦は坂本勝美騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のラビットウィナーを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

11月14日、連闘で迎えた2戦目は、アラ系3歳オープン（福島ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アセンダントオーに交わされて2馬身半差の2着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系3歳400万下のアラブ3歳特別（中京ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で坂本勝美騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた4戦目は、アラ系3歳400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂本勝美騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、リマーカブルにクビ差交わされて2着に惜敗した。