シナノシャンハイ（2003年生、母タヤストルーン）

シナノシャンハイ（2003年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「信濃＋父名」。毛色は鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時14歳）と交配したタヤストルーンが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は道谷公和。戦績は、中央平地1戦0勝、地方9戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年のアメジストフラワー賞。

経歴

デビュー前

当歳のとき、道谷公和から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、道谷公和から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

高月由次厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2005年）

9月9日、デビュー戦は山田信大騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は516kg。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したスコールクロスを差し切れず、2馬身差の2着となった。

10月11日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた3戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、2歳（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

12月19日、中5週で迎えた4戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、2歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ビービートルネードに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

3歳（2006年）

1月24日、中4週で迎えた5戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマックダビットに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月21日、中3週で迎えた6戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアメジストフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエスプリジャパンに8馬身の差をつけて制した。

3月25日、中4週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

4歳（2007年）

1月3日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた8戦目は、ハンデ戦の一般C1六 C2二（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

7月2日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から19kg絞って迎えた9戦目は、一般C2三四（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2一（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は山田信大騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。