フィブロライト（2016年生、母タンザナイト）

フィブロライト（2016年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「パワーストーンの名称。自己の成長を促すとされる」。毛色は青鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時9歳）と交配したタンザナイトが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2018年の2歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

5歳のとき、吉田俊介から「ノーザンファーム繁殖牝馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、隆栄牧場によって1,210万円で落札された。

サンデーサラブレッドクラブにて総額2,800万円（70万×40口）で一口馬主が募集された。

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

11月11日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は416kg。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のベルヴォワに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2019年）

2月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

4月7日、中8週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

8月11日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラスのルスツ特別（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

12月15日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

4歳（2020年）

2月9日、中7週で迎えた7戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラスの日田特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた8戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

6月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り雨/良）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

2020年6月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。