ヘルメース（2021年生、母アースエンジェル）

ヘルメース（2021年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ギリシア神話に登場する青年神」。毛色は鹿毛。種牡馬のファインニードル（当時8歳）と交配したアースエンジェルが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利(未勝利)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、Wプロパティーによって2,200万円で落札された。

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

12月16日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー阪神（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は480kg。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、ラブコメディに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3歳（2024年）

1月14日、中3週で迎えた2戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のアイズをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

3月23日、中9週で迎えた3戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

5月11日、中6週で迎えた4戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月5日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小林勝太騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた6戦目は、石田拓郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて8着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた7戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のオコタンペに3馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

12月8日、中1週で迎えた8戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

4歳（2025年）

2月9日、中8週で迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉村誠之助騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい16着に敗れた。

3月15日、中4週で迎えた10戦目は、谷原柚希騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って16着に終わった。

3月22日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で谷原柚希騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた12戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの袖ケ浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

5月22日、中4週で迎えた13戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、’25メトロポリタンメイカップ（大井ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

7月19日、中7週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの米沢特別（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい10着に終わった。

9月20日、中8週で迎えた15戦目は、佐藤翔馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

11月9日、中6週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は谷原柚希騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。