エムハート（2014年生、母ユズリープ）

経歴

デビュー前

1歳のとき、櫛桁牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。2歳のとき、守矢牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

今井輝和厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2016年）

8月24日、デビュー戦は酒井忍騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート900m 晴/重）に出走。馬体重は467kg。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

10月7日、中3週で迎えた3戦目は、2歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、ブライトサーベルに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月31日、中2週で迎えた4戦目は、2歳（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホウショウブレットに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月16日、中6週で迎えた5戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のカンツバキ特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

3歳（2017年）

1月3日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦の門松特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のクラールハーモニーに2馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

2月2日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦の若竹特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（5戦2勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

3月2日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦のマーチフラワー賞（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（6戦2勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

4月4日、中4週で迎えた9戦目は、3歳戦のエイプリルフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は瀧川寿希也騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

4月24日、中2週で迎えた10戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若葉特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた11戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の優駿スプリントTR（川崎ダート900m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で桜井光輔騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた13戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のジューンフラワー賞（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた14戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のルビーフラワー賞（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。