セイビーチェ（2016年生、母ヴァドヴィーツェ）

Sei Bice

2016.05.21

セイビーチェ（2016年5月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋イタリアの女性名」。毛色は鹿毛。種牡馬のダノンシャンティ（当時9歳）と交配したヴァドヴィーツェが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は奥山 博。主な勝ち鞍は2019年の3歳。

経歴

デビュー前

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

12月28日、デビュー戦は富田暁騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 小雪/良）に出走。馬体重は494kg。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

3歳（2019年）

2月24日、中7週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

4月2日、中4週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた3戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の能登金剛賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天授の勝負根性でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4月21日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

6月8日、中6週で迎えた5戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のトワレを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

6月22日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の草加部消防団来場特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい6着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた7戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

8月3日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

8月24日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた9戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、アッチャイオに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。