ミリオンキング（2004年生、母ミリオンギフト）

ミリオンキング（2004年5月31日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名の一部＋王様」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のGrand Slam（当時9歳）と交配したミリオンギフトが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方11戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の一般C3八九。

経歴

デビュー前

池江泰郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

4月1日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は500kg。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

4月22日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月29日、連闘で迎えた3戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6月24日、中7週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

8月12日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したマルブツグローリアを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月2日、中2週で迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

9月29日、中3週で迎えた7戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の道新スポーツ賞（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

4歳（2008年）

1月28日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

5歳（2009年）

3月30日、約14か月の休み明けで迎えた9戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

4月15日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3七八（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

5月19日、中4週で迎えた11戦目は、一般C3八九（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で金子正彦騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、かなりのスローペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のフジハマカゼを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

7月15日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、一般C3七八九（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で金子正彦騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

7月29日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3三四（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で金子正彦騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したケイアイフェザーに半馬身届かず2着に敗北した。

8月20日、中2週で迎えた14戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で金子正彦騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

9月7日、中2週で迎えた15戦目は、一般C3四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で金子正彦騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、抜け出したシェアインパルスに半馬身届かず2着となった。

10月9日、中4週で迎えた16戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で金子正彦騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

10月30日、中2週で迎えた17戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3三四（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。