ララバイ（2004年生、母ミホダイリン）

Lullaby

2004.03.21

ララバイ（2004年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「子守唄」。毛色は鹿毛。種牡馬のナリタトップロード（当時8歳）と交配したミホダイリンが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は坂部牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳B8。

経歴

デビュー前

1歳のとき、タイヘイ牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、田島榮二郎によって231万円で落札された。

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

7月2日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 小雨/重）に出走。馬体重は442kg。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

7月23日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

9月2日、中5週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では決め手に欠いて16着に終わった。

12月3日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、小島太一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

12月10日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

3歳（2007年）

1月7日、中3週で迎えた6戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

5月20日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

6月26日、中4週で迎えた8戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳B8（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた9戦目は、3歳B8（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るキャットムーンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。