タイキスピネル（2017年生、母マロノヴィーナス）

タイキスピネル（2017年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+尖晶石。母名、近親馬名より。至宝に成長して欲しいと願って」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンカーク（当時11歳）と交配したマロノヴィーナスが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は有限会社ビクトリーホースランチ。主な勝ち鞍は2020年の一般C4-2。

経歴

デビュー前

大樹レーシングクラブにて総額1,800万円（9万×200口）で一口馬主が募集された。

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

3月28日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた2戦目は、L.ヒューイットソン騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

6月27日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

7月5日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で山田敬士騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた5戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、サマーセール平取産馬応援賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

8月27日、中2週で迎えた6戦目は、一般C4-2（門別ダート1200m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で亀井洋司騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

9月17日、中2週で迎えた7戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、一般C4-3（門別ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

10月7日、中2週で迎えた8戦目は、一般C4-5（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は亀井洋司騎手（2戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のジュウワンエースに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月21日、中1週で迎えた9戦目は、一般C4-2（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で亀井洋司騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のピノッキオに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

12月15日、中7週で迎えた10戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、オーゴンフェアリーに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2021年）

1月3日、中2週で迎えた11戦目は、布袋尊賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、ウォーデコラシオンに半馬身交わされて2着に敗北した。

1月29日、中3週で迎えた12戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

3月5日、中4週で迎えた13戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

4月23日、中6週で迎えた14戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

6月16日、中7週で迎えた15戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、美穂ちゃんバースデイメモリアル（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアルソリートに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月1日、中1週で迎えた16戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のタイガーロックに1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

8月22日、中6週で迎えた17戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

10月15日、中7週で迎えた18戦目は、入鹿池特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったアークフリゲートに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月25日、中0週で迎えた19戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、一般B8（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた20戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のレオズアズライトをハナ差振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

デビュー前

大樹レーシングクラブにて総額1,800万円（9万×200口）で一口馬主が募集された。

安部幸夫厩舎（愛知）へ入厩。

11月15日、デビュー戦は岡部誠騎手を鞍上に据えて、くじゃく座特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての4番ゲートからスタート。出走取消となった。

12月20日、中5週で迎えた21戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、いて座特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

5歳（2022年）

1月3日、中1週で迎えた22戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5月30日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた23戦目は、一般C2（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（4戦3勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた24戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、妖小琳お誕生日おめでとう記念（名古屋ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

7月10日、中3週で迎えた25戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、いて座特選（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

8月7日、中3週で迎えた26戦目は、さそり座特選（佐賀ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、最後はザシャードと並んで3着同着となった。

8月27日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上C1 14（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた28戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のユラに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月15日、中4週で迎えた29戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、霜降特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた30戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、菊の香特選（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

6歳（2023年）

1月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた31戦目は、みずがめ座特選（佐賀ダート900m 雨/不良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた32戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、ふたご座特選（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた33戦目は、おうし座特選（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は石川慎将騎手（5戦1勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。