バンテージポイント（2018年生、母フリーティングスピリット）

バンテージポイント（2018年3月7日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「有利な立場、地の利」。毛色は鹿毛。種牡馬のモーリス（当時7歳）と交配したフリーティングスピリットが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2022年の一般C20。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、Gリビエール・レーシングによって7,776万円で落札された。

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

4月11日、デビュー戦は岩田望来騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。18頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に敗れた。

8月15日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた2戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では見所を作れず16着に敗れた。

11月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C25（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた4戦目は、今村直人さま生誕38周年記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったノボリレイナに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月8日、中2週で迎えた5戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

4歳（2022年）

2月14日、中9週で迎えた6戦目は、祝・増田結婚おめでとう記念（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったマツヨイヒメに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月8日、中2週で迎えた7戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪い、リードを2馬身以上保って、で一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のブローディアに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月11日、中4週で迎えた8戦目は、一般C14（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（5戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、で集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクインザクインに約12馬身の大差をつけて断トツの支持に応えた。