カシマドリーム（1993年生、母ダイナスクエア）

カシマドリーム（1993年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時6歳）と交配したダイナスクエアが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地23戦2勝2着5回、地方4戦0勝。1996年の京都新聞杯(G2)で2着に入った他、1996年の青葉賞(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

飯塚好次厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

7月15日、デビュー戦は水野貴広騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は492kg。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したエンジェルクラウンにクビ差届かず2着となった。

8月6日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイーグルリバーに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月3日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の新潟3歳ステークス（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

10月14日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、2歳オープンのアイビーステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したビッグナカヤマに3/4馬身届かず2着となった。

3歳（1996年）

2月24日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた5戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

3月17日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して11番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入った。

3月31日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアロハドリームに3馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

5月4日、中4週で迎えた8戦目は、3歳G3の青葉賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（3戦1勝）。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したマウンテンストーンを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

6月30日、中7週で迎えた9戦目は、3歳G3のラジオたんぱ賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したビッグバイアモンに半馬身届かず2着となった。

9月23日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で的場均騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

10月13日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた11戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場均騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したダンスインザダークを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

11月3日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で的場均騎手（7戦1勝）。17頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

4歳（1997年）

2月15日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で的場均騎手（8戦1勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた14戦目は、G2の中山記念（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で的場均騎手（9戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

4月27日、中6週で迎えた15戦目は、メトロポリタンステークス（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で的場均騎手（10戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

12月7日、約7か月半の休み明けで迎えた16戦目は、ディセンバーステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で的場均騎手（11戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

5歳（1998年）

1月5日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデG3の中山金杯（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で的場均騎手（12戦1勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

1月25日、中2週で迎えた18戦目は、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で的場均騎手（13戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

4月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、美浦トレーニングセンター開設20周年記念エイプリルステークス（中山芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で的場均騎手（14戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

6歳（1999年）

1月24日、約9か月半の休養明けで迎えた20戦目は、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り雨/良）に出走。鞍上は16戦連続で的場均騎手（15戦1勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい8着に終わった。

3月14日、中6週で迎えた21戦目は、G2の中山記念（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で的場均騎手（16戦1勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた22戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、竹秋ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず13着に敗れた。

4月24日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンのオアシスステークス（東京ダート1600m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は的場均騎手（17戦1勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

8月13日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、小野三夫騎手を鞍上に迎えて、葉月特別（宇都宮ダート2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月26日、中5週で迎えた25戦目は、地方重賞の稲穂賞（足利ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野三夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月21日、中7週で迎えた26戦目は、大木義一騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の天馬杯（宇都宮ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた27戦目は、蛯名民男騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のばん阿賞（足利ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。