サイレントフォース（2005年生、母サイレントハピネス）

サイレントフォース（2005年2月3日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「静かな力」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時6歳）と交配したサイレントハピネスが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地12戦3勝。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額6,000万円（150万×40口）で一口馬主が募集された。

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

2月17日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は528kg。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシンセサイザーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月8日、中2週で迎えた2戦目は、3歳500万下の黄梅賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦1勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

5月10日、中8週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は勢いを失って17着に敗れた。

10月26日、約5か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた5戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の二本松特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた6戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

4歳（2009年）

1月5日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

6月28日、約6か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下のいわき特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒラボクシャトルを上がり3位の末脚でアタマ差だけ差し切って久しぶりの実戦を物にした。

7月18日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の五頭連峰特別（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（4戦2勝）。17頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

12月13日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のシングンレジェンドに1馬身3/4の差をつけて久方ぶりの実戦をモノにした。

5歳（2010年）

2月14日、中8週で迎えた12戦目は、4歳以上1600万下の雲雀ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい16着に敗れた。