ワンダーヘネシ（2002年生、母アプレシェ）

ワンダーヘネシ（2002年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のヘネシー（当時9歳）と交配したアプレシェが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は樋渡志尚。戦績は、中央平地19戦1勝2着2回、地方9戦5勝。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

加賀武見厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

6月18日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は524kg。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

7月31日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

8月24日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた5戦目は、3歳戦のデネブ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4歳（2006年）

4月26日、約8か月の休み明けで馬体重を前走からさらに23kg増やして迎えた6戦目は、後藤孝鎮騎手を鞍上に迎えて、一般C15（荒尾ダート1300m 雨/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のハグリッドに約14馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

5月14日、中2週で迎えた7戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、一般C13（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のポテンシャルに6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月30日、中1週で迎えた8戦目は、一般C7（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のローレルアゲインをクビ差制して3勝目を獲得した。

7月4日、中4週で迎えた9戦目は、一般C5（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉留孝司騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月25日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は後藤孝鎮騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールドフォンテンをハナ差制して先頭ゴールを果たした。

8月12日、中2週で迎えた11戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤孝鎮騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月13日、中4週で迎えた12戦目は、田中良明騎手を鞍上に迎えて、一般C5（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のフミノツイスターに3/4馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。

10月22日、中5週で迎えた13戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の相馬特別（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びを欠き16着に終わった。

5歳（2007年）

6月17日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたヤクモソニック決め手に屈してクビ差の2着となった。

6月30日、中1週で迎えた15戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

7月21日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた17戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、ポラリス特別（旭川ダート1000m 雨/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月1日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤聖也騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

10月6日、中4週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた19戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

10月14日、連闘で迎えた20戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた21戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の相馬特別（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手に欠いて15着に終わった。

12月8日、中5週で迎えた22戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

12月16日、連闘で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は草野太郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したディープスマートに半馬身届かず2着となった。

6歳（2008年）

1月19日、中4週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のトキノムテキに1馬身3/4の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

7歳（2009年）

5月10日、約16か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた25戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の八海山特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

8月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の苗場特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

10月24日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の会津特別（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

11月21日、中3週で迎えた28戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のみちのく特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。