パッショナリア（1986年生、母ローゼンターフ）

パッショナリア（1986年4月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のルドウターブル（当時8歳）と交配したローゼンターフが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）松浦牧場。戦績は、中央平地17戦1勝2着2回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は1989年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

平井雄二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

4月23日、デビュー戦は五十嵐久騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1400m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は462kg。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（新潟芝1600m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で五十嵐久騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で五十嵐久騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず10着に終わった。

6月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で五十嵐久騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るギャラントベストを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

6月18日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳400万下（新潟ダート1200m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で五十嵐久騎手（4戦1勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた6戦目は、関野弘行騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた7戦目は、武藤善則騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて7着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武藤善則騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着を確保した。

9月3日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（新潟ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で武藤善則騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

9月24日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で武藤善則騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったサクラコマツオーにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

10月21日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた12戦目は、4歳以上400万下の秋保特別（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で武藤善則騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で武藤善則騎手（6戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は関野弘行騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた15戦目は、津曲浩二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた16戦目は、蛯名信広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、勝ったオシバナにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

4歳（1990年）

1月14日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名信広騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

4月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた18戦目は、山下誠騎手を鞍上に迎えて、オリオン（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月10日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から34kg戻して迎えた19戦目は、蔵重浩一郎騎手を鞍上に迎えて、アルタイル（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。