ユウセン（2008年生、母タカラハイウェイ）

ユウセン（2008年3月16日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「湧泉。元気が泉のように湧く」。毛色は青鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時14歳）と交配したタカラハイウェイが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は村岡農夫。戦績は、中央平地16戦1勝。主な勝ち鞍は2010年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

尾関知人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

12月12日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のファストワーカーを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（2011年）

1月16日、中4週で迎えた2戦目は、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

3月27日、中9週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の毎日杯（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

4月30日、中4週で迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず17着に終わった。

9月4日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下の出雲崎特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って13着に敗れた。

9月24日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の習志野特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず12着に終わった。

4歳（2012年）

1月22日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り雨/不良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入った。

2月4日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では稲妻のようなを披露したが、最後はサウンドバラッドと並んで3着同着となった。

3月3日、中3週で迎えた9戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下のマイルストーン賞（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に敗れた。

4月14日、中5週で迎えた10戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り雨/不良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

7月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

9月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の犬吠埼特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

9月29日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

5歳（2013年）

4月13日、約6か月半の休養明けで迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

8歳（2016年）

2月27日、約35か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

4月10日、中5週で迎えた16戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の花見山特別（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。