コウジンホウオウ（2016年生、母スズノネイロ）

コウジンホウオウ（2016年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋鳳凰。伝説の鳥」。毛色は芦毛。種牡馬のダンカーク（当時10歳）と交配したスズノネイロが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はディアレストクラブ。主な勝ち鞍は2020年の福笑い賞(一般C3)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ディアレストクラブから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、加藤興一によって885.6万円で落札された。

松山将樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

11月4日、デビュー戦は木幡育也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は470kg。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

12月22日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

3歳（2019年）

1月19日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

8月4日、約6か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた6戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のサファイアフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

10月20日、中6週で迎えた7戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のENJOY!HANEDAキャンペーン記念（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月6日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のグラビティ賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

12月18日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦のクレセント賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で楢崎功祐騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

4歳（2020年）

1月2日、中1週で迎えた11戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、福笑い賞（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打ち、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のティーパフォーマーに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月27日、中3週で迎えた12戦目は、べテルギウス賞（川崎ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

3月5日、中4週で迎えた13戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

4月15日、中5週で迎えた14戦目は、アフロディーテ賞（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ジュウワンマックスにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5月11日、中3週で迎えた15戦目は、ワルキューレ賞（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

6月8日、中3週で迎えた16戦目は、ヴェルザンディ賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で本田正重騎手（5戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

11月13日、約5か月半の休み明けで迎えた17戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、セリメーヌ賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のニシノシノブに2馬身半の差をつけて久方ぶりの実戦をモノにした。

12月16日、中4週で迎えた18戦目は、アストレア賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

5歳（2021年）

1月1日、中1週で迎えた19戦目は、古岡勇樹騎手を鞍上に迎えて、三茄子賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

1月25日、中2週で迎えた20戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、アストレア賞（川崎ダート2000m 晴/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

2月5日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、雲雀特別（浦和ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤裕人騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

6歳（2022年）

7月4日、約17か月の休み明けで馬体重を前走から21kg戻して迎えた22戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

8月1日、中3週で迎えた23戦目は、一般C3六七（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井光輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

8月29日、中3週で迎えた24戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桜井光輔騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。