キンコースナイパー（1987年生、母リンドダンサー）

キンコースナイパー（1987年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサニーシプレー（当時9歳）と交配したリンドダンサーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は山口幸雄。戦績は、中央平地10戦0勝、地方14戦8勝2着4回。主な勝ち鞍は1992年のふみづき特別(C1一)。

経歴

デビュー前

山崎三郎厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（1989年）

12月30日、デビュー戦は山崎尋美騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は445kg。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

3歳（1990年）

1月24日、中3週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた2戦目は、4歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎尋美騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったフアニークレージユから1馬身半差の2着に敗北した。

2月9日、中1週で迎えた3戦目は、4歳（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎尋美騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のキテキオトメに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月15日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、4歳（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎尋美騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月7日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、4歳（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎尋美騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンシャインコールから3馬身差の2着となった。

12月2日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から15kg戻して迎えた6戦目は、4歳（川崎ダート1500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で山崎尋美騎手（5戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のヒタチチヤチヤに3馬身の差をつけて久しぶりの実戦を物にした。

12月31日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦の葉牡丹特別 1組（川崎ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で山崎尋美騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイネルテンザンから6馬身差の2着に敗北した。

4歳（1991年）

1月8日、連闘で迎えた8戦目は、一般C2四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山崎尋美騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルシュテルンをハナ差制して勝利を手中に収めた。

5歳（1992年）

2月14日、約13か月半の休養明けで迎えた9戦目は、アメジスト特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山崎尋美騎手（8戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったベルアバウンドからクビ差の2着に甘んじた。

3月9日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2八（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で山崎尋美騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のアメリカンテルに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

3月28日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2四（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で山崎尋美騎手（10戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のフォークストンに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月9日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1六（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で山崎尋美騎手（11戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のキタサンタワーに2馬身の差をつけて優勝

6月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、一般C1四（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で山崎尋美騎手（12戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のサハリンイットーに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月22日、中3週で迎えた14戦目は、ふみづき特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で山崎尋美騎手（13戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のエキップカラーに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

10月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、菅谷正巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅谷正巳騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で菅谷正巳騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

6歳（1993年）

5月1日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

5月15日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、5歳以上900万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は菅谷正巳騎手（3戦0勝）。17頭立ての10番人気で大外17番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた20戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のTVh賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた21戦目は、細川英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の藻岩山特別（札幌芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

7歳（1994年）

1月29日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた22戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の和布刈特別（小倉芝2000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

2月5日、連闘で迎えた23戦目は、5歳以上900万下の太宰府特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野清章騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

2月12日、連闘で迎えた24戦目は、5歳以上900万下の早鞆特別（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で上野清章騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。