ハーランズワンダー（2013年生、母ハーランズルビー）

ハーランズワンダー（2013年2月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋驚嘆、不思議」。毛色は鹿毛。種牡馬のAwesome Again（当時19歳）と交配したハーランズルビーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村田牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方10戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2017年の朝顔特別(一般C3-2)。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額1,800万円（9万×200口）で一口馬主が募集された。

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

2月14日、デビュー戦は中谷雄太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は422kg。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず17着に敗れた。

8月7日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

9月10日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に敗れた。

10月4日、中2週で迎えた4戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-6（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のキシュウマイウェイに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月18日、中1週で迎えた5戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、北海道えぞ松賞（門別ダート1000m 晴/良）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメテオストームに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月9日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は石川倭騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

4歳（2017年）

4月18日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミガットに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月3日、中1週で迎えた8戦目は、That’s My Way賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のゴールドライトに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月1日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、三石海浜公園特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で石川倭騎手（4戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったニシケンイチリンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月14日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、桔梗特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石川倭騎手（5戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

7月12日、中3週で迎えた11戦目は、朝顔特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石川倭騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のシュラーゲンに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月8日、中3週で迎えた12戦目は、びらとり和牛55周年記念特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で石川倭騎手（7戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したハヤブサザムライを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月5日、中3週で迎えた13戦目は、松前城下マグロまつり特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石川倭騎手（8戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。