ハイエストシルバー（2012年生、母ハイエストホワイト）

ハイエストシルバー（2012年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「最高の銀」。毛色は芦毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時13歳）と交配したハイエストホワイトが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2017年のサンスポZBAT!賞(一般C2三四)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

3月21日、デビュー戦は菱田裕二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は528kg。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

6月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

7月25日、中5週で迎えた3戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

8月23日、中3週で迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート2400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

4歳（2016年）

2月5日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、4歳C3（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

4月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、一般C3十十一（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

6月1日、中4週で迎えた8戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八九（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るミラクルフォンテンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月24日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2十十一（船橋ダート1500m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のケンブリッジタイガに1馬身の差をつけて2勝目をマークした。

8月12日、中6週で迎えた10戦目は、一般C2六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柏木健宏騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウェイバーランに4馬身の差をつけて優勝

5歳（2017年）

1月20日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた11戦目は、ふかや緑の王国賞（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柏木健宏騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のダイワプロシードに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

1月30日、中0週で迎えた12戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柏木健宏騎手（4戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

2月20日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2四五（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柏木健宏騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では稟性の負けん気を発揮してゴールまでタレずに走り切ったが、4着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2三（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で柏木健宏騎手（6戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

3月30日、中1週で迎えた15戦目は、幸手ハッピーハンド賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で柏木健宏騎手（7戦4勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた16戦目は、三番瀬特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で柏木健宏騎手（8戦4勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

4月28日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、さいたま市つなが竜ヌゥカップ（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

5月31日、中4週で迎えた18戦目は、サンスポZBAT!賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（9戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシャルメーヌに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。