ドリームクルーズ（2021年生、母パセンジャーシップ）

ドリームクルーズ（2021年1月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「夢の航海。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のエピファネイア（当時11歳）と交配したパセンジャーシップが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、DMM.comによって2,860万円で落札された。

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

11月26日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー東京（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

3歳（2024年）

2月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、R.R.ピーヒュレク騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入った。

3月17日、中3週で迎えた3戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月13日、中3週で迎えた4戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ナファロアに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月4日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、ニシノインヴィクタに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6月2日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスコアをクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

9月8日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に敗れた。

10月14日、中4週で迎えた8戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

10月27日、中1週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は西村淳也騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい12着に敗れた。

12月7日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

4歳（2025年）

1月5日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に敗れた。

3月16日、中9週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝1600m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

4月26日、中5週で迎えた14戦目は、M.M.ディー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.M.ディー騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

6月1日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続でM.M.ディー騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

6月21日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に敗れた。

7月26日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のラルンエベールに1馬身3/4の差をつけて勝利をモノにする

10月4日、中9週で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの八ヶ岳特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、ユッタリとしたペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの山中湖特別（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。