ヒラカタウィニング（2000年生、母マッチスウィート）

ヒラカタウィニング（2000年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋勝利」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエアダブリン（当時9歳）と交配したマッチスウィートが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は田村繁勇。戦績は、中央平地1戦0勝、地方22戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年のセカンドトライ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、菱田田村牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

碇清次郎厩舎（西脇）へ入厩。

2歳（2002年）

7月31日、デビュー戦は渡瀬和幸騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（園田ダート820m 晴/良）に出走。馬体重は471kg。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

8月27日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳F2（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミキノテンキに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月25日、中3週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた3戦目は、2歳F2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡瀬和幸騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のサマーキャピタルをクビ差振り切って2勝目をつかんだ。

10月9日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のセカンドトライ（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で渡瀬和幸騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハヤセスイグンに5馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

11月14日、中4週で迎えた5戦目は、2歳T1（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡瀬和幸騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた6戦目は、2歳500万下のポインセチア賞（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡瀬和幸騎手（5戦3勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

3歳（2003年）

1月15日、中6週で迎えた7戦目は、3歳戦の園田ユースカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で渡瀬和幸騎手（6戦3勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳T1（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で渡瀬和幸騎手（7戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテンファクターに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月20日、中2週で迎えた9戦目は、3歳T1（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で渡瀬和幸騎手（8戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のセブンキングを3/4馬身振り切って5勝目を奪取した。

4月9日、中6週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の園田ダービー（園田ダート1870m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で渡瀬和幸騎手（9戦5勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた11戦目は、3歳G3の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 曇/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は11戦連続で渡瀬和幸騎手（10戦5勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

5月15日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、3歳T1（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で渡瀬和幸騎手（11戦5勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

6月4日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた13戦目は、牝馬限定3歳地方重賞ののじぎく賞（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で渡瀬和幸騎手（12戦5勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた14戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、ゆかたの似合う城崎温泉特別（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月24日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、デイリー昆陽特別（園田ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は渡瀬和幸騎手（13戦5勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた16戦目は、兵庫馬事畜産特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（14戦5勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

4歳（2004年）

2月3日、中6週で迎えた17戦目は、エフエムあまがさき82.0賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡瀬和幸騎手（15戦5勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。

2月12日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上B1-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡瀬和幸騎手（16戦5勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

3月12日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上A3-2（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡瀬和幸騎手（17戦5勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タマモライアンに交わされて3馬身差の2着となった。

3月24日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上A3-2（姫路ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で渡瀬和幸騎手（18戦5勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた21戦目は、丹波柏原特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は永島太郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

5月4日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上A3-1（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は渡瀬和幸騎手（19戦5勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた23戦目は、丹波茶特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（20戦5勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。