シルバービオレ（1985年生、母カネジヨリー）

シルバービオレ（1985年4月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のシルバーシヤーク（当時22歳）と交配したカネジヨリーが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）待兼牧場。戦績は、中央平地9戦1勝、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は1988年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

内藤繁春厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

3月5日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中京ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は390kg。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（中京芝1200m 晴/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

6月25日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた4戦目は、溝橋秀吉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉芝1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で溝橋秀吉騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

8月7日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で溝橋秀吉騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

8月21日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のコウエイアーチを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

9月17日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた10戦目は、古小路重男騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月29日、中2週で迎えた11戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。