タケデンストロング（1989年生、母ミスタケミ）

タケデンストロング（1989年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のハヤテミグ（当時9歳）と交配したミスタケミが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）大野牧場。戦績は、中央平地9戦1勝2着3回、地方3戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は1992年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

元石孝昭厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

1月11日、デビュー戦は蓑田早人騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は524kg。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

1月26日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、かなりのハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで踏ん張ったが、ダイワボイヤーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

2月15日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したブライティアにハナ差届かず2着に甘んじた。

2月29日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田富男騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のフジノウイナーズに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月22日、中2週で迎えた5戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（中山芝2000m 晴/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で安田富男騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り6着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で安田富男騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた7戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、グリーンクラウンに交わされて6馬身差の2着となった。

5月17日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

6月13日、中3週で迎えた9戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で吉永護騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

4歳（1993年）

2月12日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から33kg増やして迎えた10戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、アメジスト特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジノウェーブから3馬身差の2着に敗北した。

5歳（1994年）

6月20日、約16か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた11戦目は、石井勝男騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったウイニングワルツから4馬身差の2着となった。

7月22日、中4週で迎えた12戦目は、一般C2五（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石井勝男騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。7着に敗れた。