シルキークール（1994年生、母プリンセスシルキー）

Silky Cool

1994.05.06

シルキークール（1994年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のステートリードン（当時10歳）と交配したプリンセスシルキーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は様似松田牧場。戦績は、中央平地12戦3勝。主な勝ち鞍は1998年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,000万円（2万×500口）で一口馬主が募集された。

鈴木勝美厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

3月23日、デビュー戦は土谷智紀騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、極端なハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘魂で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のメジロディザイヤーをクビ差振り切って初白星を挙げた。

4月13日、中2週で迎えた2戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

4歳（1998年）

2月8日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のゴールドラッシュに1馬身1/4の差をつけて久々の実戦を制した。

3月7日、中3週で迎えた4戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で土谷智紀騎手（3戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に敗れた。

3月29日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で土谷智紀騎手（4戦2勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

4月26日、中3週で迎えた6戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で土谷智紀騎手（5戦2勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のレディブライティアを3/4馬身振り切って制した。

6月14日、中6週で迎えた7戦目は、D.ホワイト騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の麦秋ステークス（東京ダート1200m 雨/不良）に出走。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

9月6日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上900万下の妙高特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は土谷智紀騎手（6戦3勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

9月27日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の外房特別（中山芝1600m 外回り 雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（7戦3勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

11月1日、中4週で迎えた10戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の河口湖特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

12月13日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（8戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

5歳（1999年）

1月9日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（9戦3勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。