エンツォ（2021年生、母ジュエルオブナイル）

Enzo

2021.02.09

エンツォ（2021年2月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「剣の意味をもつ人名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のNew Year's Day（当時10歳）と交配したジュエルオブナイルが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2024年の好きです笠松競馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、小山大介によって3,080万円で落札された。

和田勇介厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

10月14日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。18頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

12月16日、中8週で迎えた2戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

3歳（2024年）

2月18日、中8週で迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚にキレが無く13着に敗れた。

4月6日、中6週で迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

4月21日、中1週で迎えた5戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

6月30日、中9週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

8月18日、中6週で迎えた7戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、6着に入り込んだ。

2024年8月23日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月25日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の好きです笠松競馬（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のゴールウェイガールに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月10日、中1週で迎えた9戦目は、秋冷賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイルドゥノンに8馬身の差をつけて断然人気に応えた。